オリンピックロゴは亀倉雄策先生の作品が凄すぎて、越えていくのは無理ゲーに等しい

      2016/10/13

ロゴ問題に揺れているオリンピックですが、

今月の「Pen」がグラフィックデザインの特集で面白かったです。

 

亀倉雄策先生のつくられた

日本を象徴するオリンピックロゴ、満額回答ですよね。

2020年、後釜に座るデザインはやはり相当荷が重いです。

縦長に組んでらっしゃるのも意味があるんだろうな。

英文字も縦長なゴシックを使用することで

なんだか一本柱がスクっと立ってるような

力強さを感じます。

 

札幌オリンピックのポスターが好きなんです。

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一瞬、海の中のような不思議な世界観。

スケートで削られた跡がノイズのような

エッジを効かせててめっちゃ格好良いです。

 

記事を読むとフォトディレクションについて

「デザイナーは撮影現場に同行するのが普通ですが、

亀倉さんは、カメラマン任せにすることも多かったです」

とのことです。

ディレクションはついつい余計な口出しをしがちになるのですが、

プロとしてお互いの職域を尊重する、亀倉先生の懐の深さにも感銘を受けました。

AD(アートディレクター)の仕事は、

キャスティングの時点で終わってるんですよね。

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE