レスターの試合を観ながら、強いマンUが勝てない理由と、監督の仕事とは何かを模索する。

      2016/10/13

昨晩、岡崎慎司選手の所属するレスターの

プレミアリーグ初制覇の行方を見届けるべく、

スポーツバーへ観戦にいきました。

結果はドローで優勝は持ち越しとなりましたが、

試合を見ていると興味の対象はいつしか

何故ここまで強いマンU(マンチェスター・ユナイテッドFC)が

勝てないのか!?に移っていきました。

ビッグクラブの監督は

秀でた戦術家であると共に、

優れたモチベーターであることが

必要不可欠な要素です。

試合は圧倒的にマンUが押し込んでおりました。

マンU=勝者の戦術

・素早いボール回しにより試合を支配

・対角線上にクロスを放り込んでサイド攻撃を徹底

レスター=弱者の戦術

・堅守速攻のカウンター

・プレッシングの徹底とこぼれ球への対応で競り勝つ

単純に比較できませんが

セリエAで6〜7位にとどまる本田が所属する

ACミランと比べると、

プレミアリーグで同じような順位に沈んでいながら

マンUのクオリティの高さは歴然です。

なぜ勝てないの!?マンUは…と

不思議に思いながら試合を眺めておりました。

ファン・ハール監督の執っている戦術は

洗練されているように見受けられました。

選手個々の技術は高くボールは淀みなく回るし、

少し下がり目の位置からルーニ-が巧みなパス裁きで

チームを動かして、何度もレスターのゴールに迫っておりました。

惜しいシーンはありましたが

岡崎自身の決定的なチャンスもほぼ皆無に等しかったです。

◎チームを勝ちに導く監督=良い監督 である

◎良い監督=勝てる という訳ではない

といえば身も蓋もないですが、

圧倒的な補強を重ね、且つチームも機能していながら

下位に沈んでいる現状をみると

ファン・ハールの責任を問われるのは致し方無いといえます。

選手とのコミュニケーションを遠ざけているように

見受けられるファン・ハールのようなスタイルの監督は

少しでも勝ちから遠ざかると

チームを立て直すのが難しかった部分はあるでしょうね。

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE