「期待を上回っていく」のではなく「予想の斜め上をいく」ことを心がけたい。

      2016/10/12

私も何気なく「期待してます!」など言ってましたけど、

非常に危うい言葉だなと思い、見直すことにしました。

「お前には期待してない」と言われる方が燃えるタイプということもありますが

他者が抱く「期待」のイメージを

超えることは ほぼ不可能に近い為です。

 

 

期待値に際限がなく絶対に理想に届かないので、

結果は「あぁ、こんなものか」と とられるケースが多いのです。

「いい子であること」が土台無理な話 なのが最たる例です。

押し付けられると子供は絶対反発しますから。

 

ですので、私も周囲には「期待」をしていません

言うべきことは言いますが、それが実現されなくても

特に気にしないようにしないと、ストレスが蓄積される為です。

諦念ということではなくて、自分のイメージを思い描いた通りに

動かないのがそもそもの世界の成り立ちだからです。

 

仕事のやり方なのですが、 「期待を上回ろう」とするのでなく

「予想の斜め上をいく」ことをイメージしています。 PO_ブログ_160528_2

よくやるのが”オリエン崩し”です。

◆初回の提出は下描きでよいものを、いきなり彩色して出す。

◆ロゴの制作だけ依頼されたのに、キャンペーンキャラクターも同時に提案する

クリエイティブ系の仕事されてる方はよくやられる手法かと思われます。

 

技術的な上積みなんてものはいくら背伸びしようが限界があるので、

相手が予想していないところに楔を打ち込んで目先を変えていきます。

こういう主旨のことを書いて仕事にサプライズ感を期待されても困惑するのですが、

心理的にフラットな状態で〈自分⇔他者〉〈発注先⇔受注先〉の

関係性が保てれば良いかと思いますね。

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 仕事論