『東大と野球部と私(桑田真澄 著)』を読んで仕事の基本に立ち返る。
2016/10/13
桑田さんはプロ野球選手としては上背もそんなに大きくなく
150キロの速球を投げられる訳でもありません。
が、ここまで思考を深めて野球に取り組まれていた事を鑑みると
残された結果についても納得です。
ビジネス・自己啓発書としても読めます。
■常識を疑う 仮説と検証
(ピッチングの肩の位置・トップのつくりかた)
■基本の徹底
(コントロールの大切さ・アウトロー)
■効率的な練習
(キャッチボール時、声出しの必要性への疑問)
■小さな成功体験を積み重ねる
(ブルペンでの投球)
■選択と集中
(学年ごとに習得するボールを変えていく)
自分の仕事とはジャンルは全く違いますが
物事の捉え方について多くの気付きが得られました。
言われてみれば当たり前の事が列挙されていますが、
内側にいると盲目になっている真実も多いような気がしました。
興味深かったのが、
”実は僕がいちばん得意なのは守備です。次に打撃。
いちばん苦手なのが投球です”
という一節。
小フライに飛び込んで右肘の靭帯断裂をされていますが、
1番自信を持たれていたであろう守備により
怪我を負われたのはなんとも皮肉な話です。
手術後に復活されてからも
守備時に迷わずダイブを試みられる気概が
桑田さんらしさなんでしょうけどね。
T.HASE拝。