似顔絵の描き方を佐々木希をモチーフに解説する 〜俺のお絵描き道①〜

      2017/03/02

大前提なのですが、

絵は誰でも上手く描こうと思えば描けるのです。

私は幼少の頃から痩身で

これは何か武器がないとイジメられるなぁ、と

無意識下に危機感を察知しました。

マンガが好きなこともありましたが、

絵に関しては他人より抜きん出るよう、チマチマ描いてたのです。

とはいっても鬼のように絵を描いてた訳でもなく、

ちょっとやれば他人よりは差異が出てくると小さい頃気付いたのです。

 

記憶力を要する勉学、スポーツや器楽演奏などは

先天的なフィジカルに依る部分が大きいので伸び代に個体差が出ますが、

絵はイメージをかためて、ゆっくり描けば山頂に到達できるはずです。

あと、上手い下手もあまり関係がない

不器用でも圧倒的に緻密に描かれた絵は人の心を打ちます。

評価軸は好き/嫌いのみ。

私はデッサンがカッチリしている絵が好きで

リアルに近いタッチで描くことが多いですが、

ありえない発想で描かれた抽象画にもリスペクトを払います。

 

絵を描く技術を細分化すると以下となります。

①観察眼

私は人の顔をみるとつい、”目は離れているか寄り目か”など気になってしまいます。

②記憶への定着力

これは自分自身にとっての課題。

空想で自由自在に描ける人は、頭の中にイメージが残っているからでしょう。

③手からのアウトプット力

千本ノックです。毎日描かないと下手になります。

 


 

前段が長くなりましたが、佐々木希(以下、敬称略)をモチーフにして

似顔絵の描き方を解説します。

 

まずは型にはめる

⇒そして型を崩す

美男・美人はバランスが整っているので、

標準的な顔面のフレームを把握するのに取り上げてみました。

クセがないものから出発して、少しずつディフォルメしていけば良いわけです。

 

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面⇒線⇒点

をフワフワと思い描きながら、各所をで繋いでいき

最終的にの位置に間違いがないか確認をしていきます。

 

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私が顔を描く時に留意するポイントは

目尻と口を結んだ中央に位置する三角形です。

整っている顔立ちの方は

ほぼ正三角形になります。

①鼻筋を最初に描く

②目の横ラインを引く

③鼻先と目の位置が決まればおのずと口のポジションも決まってくる

 

顔の特徴により、

・面長な場合は二等辺三角形にする、

・鼻の下が長い場合は、鼻先を三角の中央寄りに上へ位置させる など

微調整を加えていきます。

 

中央の三角形に対して、顎のラインの角度も

鋭角か否か斜度がみえてきます。

 

 

sa_02

いくつかチェックポイントがありイラスト中に記載しましたが

例えば耳の穴の位置は 目よりは下、鼻の穴よりは上、など

正しくないとおかしく見える箇所は要チェックです。

 

絵を描くにあたり

どこを描いてどこを捨てるか

センスにあたる部分と考えています。

自戒の念を込めて言いますが、

いかに下手なことがバレないようにするかがポイント。

(こんな大きい声でいって大丈夫か!?)

リアルに近づくにつれて、技量は明るみに出ます。

よって、いかに鑑賞する側の想像力に委ねるていくか

いつも絵を描きながら腐心しております。

 

人間の目・脳は志向性が働きます。

顔の部位だと目に注意がいくので、目の周辺ほど緻密に描き込みます。

逆に、遠く離れるにしたがって大雑把にしていきます。

耳の形状が一番部位の中で複雑ですが

丁寧に描いてしまうと、文字通り目移りしてしまいます。

絵で見てもらいたい部分では無いため

”鼻の下の線”や”ほうれい線”なども実際は存在しますが

絵では飛ばしています。

当然ですがこのイラストはトレースをしておりません。

実際の人物の方が、佐々木希といえど例えば”目”はもっと小さいです。

志向性が働くことで、”目がクリっと大きく”見えているだけ

イメージと現実は結構乖離しているものなのです。

 

あとは、光と影を意識することが重要。

参考にした画像は2箇所に光源があるような写真でしたが

難易度が高いため、左側からのライトのみに変更しております。

影の入り方が変だと当然違和感が生じます。

現実的な自然界のルールを外さずに描いていけば、

多少、線の凸凹はあろうがちゃんと画として成立します。

 

因みに、描く際は黒目を入れるのを最後にしております。

黒目に光を入れると一気に生命が宿ります。

ここでシックリこないと描き直しの悲劇です。

 

真正面の顔を描くのに慣れてくれば、

少しずつ左右・上下にふっていけば良い訳です。

 

人の顔は千差万別、興味の尽きることがありません。

描けば描くほど奥が深い。

これからも一生かけて描いていく対象であります。

T.HASE拝。

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