松たか子出演の新ドラマ『カルテット』は坂元裕二氏のホンが楽しみなことが理由

      2017/02/10

松たか子×満島ひかり×高橋一生×松田龍平、冬の軽井沢で四重奏!

キャスティングツボすぎる。皆さん、演技が達者な方ばかりです。

松たか子(以下、敬称略)のドラマにハズレ無し。これは観ないと。

注目は、「シン・ゴジラ」で妙な存在感を放っていた

高橋一生。あまり存じ上げなかったのだが、

300人を越えるキャストの中で特に印象に残っている。

加えて、手練の満島ひかり松田龍平

とんでもないケミストリーが起こりそうだ。

 

オリジナルで脚本を手がけるのは、坂元裕二氏

坂元さんですが、私の中では毀誉褒貶が一変した作家さんです。

TM NETWORKTMNに改名したアルバム『RHYTHM RED』から

作詞家として参加されるようになって知りました。

小室みつ子さん(なぜか小室哲哉の姉だと思っていた)の

歌詞の世界観が映像的で好きだったので

割って入ってくる形となった坂元さんの歌詞が

あまりピンとこなかったのです。

今読み返すと、意味の捉え方も歳を経て変わってくるので趣もありますが

当時は”どうもTMっぽくはないなぁ…”と思っていました。

 

同じ時期に脚本を書かれた

牧瀬里穂主演の『二十歳の約束』

TKが劇伴を担当していたので(主題曲の『Pure』が良い)

ドラマをみたのだが、まったくハマりませんでした

『ヒューヒューだよ』はないだろ、と。

 

ドラマは脚本家の好みで観ることが多いので

以降、ずっと坂元氏の作品はまったく触れることがなくなります。

 

月日が流れ、『最高の離婚』キャスティングが好みで

中目黒が舞台だったこともあり観始めました。

出演者が魅力的だったこともありますが、

セリフ回しが面白いなぁと思ってクレジットを確認したら

坂元裕二だったのです。

 

えぇっ!?と驚いたのを覚えています。

 

あまりにも『二十歳の〜』で抱いたスベってる感との

ギャップが激しかった為、

一気に自分の中で坂元氏がランクアップしました。

 

微妙な心理の蠢きを描くのが上手いなぁと思いました。

作品の雰囲気にリアリティが感じられながらも

どこか浮世離れした非日常感もあり良かったのです。

 

『カルテット』『最高の離婚』と同様、

メインの出演者が男女4人構成も同じなので

得意とされるシチュエーションかと思われます。

クラッシックがモチーフとなっているのも興味が惹かれ、

冬を迎える楽しみがひとつ増えました。

 

T.HASE拝。

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