AIと人間らしさの共存関係。

   

〔AI特集〕AIが仕事を奪うどころか、新たな仕事を生んでいる

矢野 それから重要なことは、60年前は日本人の半分は農民だったということですね。

日本人の半分が、土間から畳に上がって、囲炉裏の周りでみんな夕飯を食べていたんですよ。

そして、1,000人に1人が紙芝居屋をやっていたわけです。

今は農業人口が1%以下なので、それはつまりこの60年間の間に、

半分の仕事がなくなったということです。でも、それは決して悪いことではないですよね。(上記より引用)

10年も経てば無くなる仕事も出てくるのは全くおかしくない。

それは私のようなイラスト・デザインの仕事も例外でなく

自動生成で似顔絵も描けてしまう時代が来ているのである。

 

テクノロジーの進化による恩恵も同時に受けており、

音楽制作では例えば複雑でイレギュラーな

シーケンスパターンが指先ひとつで、

簡単に組み上げることが可能になったのである。

 

”面白いモノを創る”という本質的な部分は変わらず、

そのアプローチは絵を描くことになるのか、音楽を奏でるのか、

はたまた、全く新しい表現手段になるのかは、折々変化し続けるであろう。

過程が違おうが、ちゃんと相手方が欲する価値が伝わればOKである。

 

ヴィレヴァン福袋、社名が「ヴァングラード」になる誤植 → 

それに合わせてオンラインストアTwitterが改名する謎の事態に

デザインをする上で、誤植はあってはならないのであるが、

刷り終わって余計な無駄が出るようであれば、

誤字のままOKを出されたヴィレバンの方の英断は買える。

むしろ”これは美味しいネタや”とほくそ笑んだかもしれない。

 

ネット上では若干スキがある位のもののほうが

ツッコミが生まれて話題になりやすい。

ニュース記事などであまりにイージーな

誤字脱字が散見されるのは如何なものかとは思う。

が、ガチガチに一部の誤ちも認めないような

潔癖さは消耗するだけなのでやや緩いままで良いような気がする。

 

どれだけ社会においてAI化が進もうが、

人間らしさが消え去ることは、まぁないであろう。

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 仕事論