ドラマ『カルテット』から、”メガネ俳優”こと[松田龍平]。
2017/02/09
TBSドラマ『カルテット』面白いです。
松田龍平氏をピックアップ。
私、無類のドラマ好きなのですが
『あまちゃん』があまりにも最高だったので
もうこれ以上面白い連ドラは出てこないだろう、ということで
テレビを封印したのです。
しばらく時が過ぎて、見逃し放送をTVerでチラチラ
話題になっている作品をみるようになったのですが、
『カルテット』は『あまちゃん』以来のインパクトをもって
私の心を捉えて離しません。久しぶりに全話通してドラマを愉しんでいます。
奇しくも両方のドラマ共に、
松田龍平氏が出演しているのは何かの因果か!?
松田氏の演技は、何を考えているのか
本音の部分が見えにくいのがいいですね。
『あまちゃん』でのミズタクも
飄々としていて、熱いのか覚めてるのか
最後まで分からないのが含みが在り良かった。
余白があるので観てる方に色々な想像を喚起させる。
キメとなるシーンが格好良すぎると、むしろダサく映る。
ハズシながらチラリと核心をついてくるのが粋なのです。
弟である松田翔太氏のギラギラ感とは
真逆の脱力感、まったく日常での雰囲気が想像できない兄弟です。
いつかお二人が共演される日はくるのであろうか!?
松田氏ですが、出演作で
メガネを掛けていることが多いですね。
ミズタクもメガネですが、
『探偵はBARにいる』の助手:高田役然り。
探偵〜ではハードなアクションでありながら
”絶対に外れないメガネ”の違和感が効いています。
キャラクターの性格付けや、
他の出演者との見た目での色分けをするのに
小道具として果たす役割は大きい。
知的な印象をつけるのも容易ですし、
いざとなった時に外す、といった演出に幅をもたらします。
メガネの奥に潜む真意のほどは
いつまでたっても掴みようがない、
松田氏の変幻自在な心模様。
監督さんが、思わずメガネをかけさせたくなる
俳優さんでしょうね。
T.HASE拝。