似顔絵の描き方をサンドウィッチマン富澤たけしをモチーフに解説する〜俺のお絵描き道②〜

      2017/03/02

以前、佐々木希をモチーフに似顔絵の描き方を解説しましたが第2弾。

ドラマ『カルテット』よりサンドウィッチマンの富澤たけしさん。

 

たまにウォーミングアップを兼ねて、想像で

様々な顔の角度を落書きしています。

 

因みに、以前のブログでも書きましたが

自分自身の体内スピードでコントロールできて

且つ何度もやり直しできますから

絵はゆっくりから始めれば誰でも描けるようになります

極端に言うと、上手い下手よりも

好きか嫌いかが評価の軸となるので

最も参入障壁の低い職業のひとつともいえます。

 

 

 

写真から起こした絵がこちら↑

 

 

骨格からイメージしていきます。

構造を把握することで真実が見えてきます

富澤さんの特徴は、顔がやや平べったく横長

顎が非常に発達しているように見受けられます。

 

頭蓋骨に対して、

目・耳・鼻・口穴の位置をポイント

しながら描き進めていきます。

 

骨の形状を頭に具体的に思い浮かべることができたら

3Dモデリングのように、視点となるカメラを動かすことで

顔を上下左右に動かせるようになるはずです。

あとは、イメージしたカタチに沿って

キャンパス上でペンを動かすのみです。

 

下から煽るようなカメラの捉え方。

顔の下部にいくに従って、要素間の距離は段々と長くなり

額はやや狭く、顎は長くなります。

鼻のポジション(カメラ位置が変わることでやや上に移動する)が

ずれてないかをチェックします。

 

やや横向きにふってみます。

顔の正面が平べったい・顎がしっかりとしている

目の上の骨がやや厚手・鼻は横に広がっている という

特徴をややディフォルメして描いています。

 

さらに、真横からのショット。

やや横向きより少しずつカメラを動かしていくと、全体像が捉えやすいです。

縦の位置関係(穴の位置は、目⇒耳⇒鼻⇒口の順)を注視。

横顔は目と口の高さ(横にラインをひく)と、

耳の穴を支点に決めてから描き進めます。

 

私もまだまだ修行中の身ですが、

骨格が頭に叩き込まれると、

類推して色んな顔の向きを違和感なく描くことが

できるようになると思われます。

お時間ある際にでもお絵かきを楽しんでみてください!

 

T.HASE拝。

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