【「おとぼけ課長」の植田まさし】と【中日・荒木選手】にみる職人芸の極み
2017/06/04
植田まさしの4コママンガが最終回 次号から“7年後のおとぼけ”描く
植田まさし氏の4コマ漫画で育った世代です。
はじめてイラストのタッチを模写しましたけど
ササッと描いてもひと目で”植田まさし風”と分かる強烈な個性。
これこそ”アート”ではないだろうか。
タウンページ、通販カタログから必死ネタ集め…4コマ漫画年間1100本の植田まさしさん
年間1,100本・1日3本描くのは相当困難を伴う仕事であったであろうと推測されます。
それに自作の『チェックリスト』を掛け合わせる。
これには『大きくしてみる』『逆から見てみる』など項目が30~40くらいあって、
それを試しながら考えていると、アイデアができるんです」
あらゆる”笑い”を方程式化して作品に落とし込んでいるということでしょう。
そして、型を逸脱したもの・こぼれ落ちるものが作品の中でも面白い名作になっているのではなっている。
【落合博満氏手記】オレの野球に荒木という選手は絶対に欠かせなかった
落合氏の中日・荒木選手を評した手記がグッときます。最大級の賛辞です。
積み重ねた練習は決して裏切らないということを体現しているトッププレーヤーです。
ところで中日・荒木選手に関するこちらのツィッターが面白かったです↓
荒木の記録といえば350盗塁の時、花束渡しに来たチアが回収するの忘れて帰っちゃって、まるで荒木がフラれたみたいになってるこの写真がすき pic.twitter.com/H9yVZqT2ac
— 2号 (@2go_) 2017年6月3日
これぞ”笑い”のひとつの極み。
・いぶし銀の荒木選手が、大きな花束をかかえて女性にアタックしているというあり得ないシチュエーション
・写真の構図が絶妙 荒木選手のキョトンとした表情と視線/やや笑みを含めたチアガールの走り去る姿(うまくピンぼけしている)
正に奇跡的な一枚です。
笑いは大きなギャップが産まれた際に爆発力が生じます。
あらためて植田まさし氏の四コマで勉強し直したい。
T.HASE拝。