俺のヘビーローテーション vol.9(吉田凜音/RHYMESTER/AKLO×JAY’ED/ストレイテナー/GRAPEVINE)

   

パーティーアップ/吉田凜音

ノーナ・リーヴスの西寺郷太さん経由で

吉田凜音さんを知りました。切れ味鋭いラップチューンです。

マジペパ「備長炭」という曲もディスコティックでまた良い。

原宿を起点としてブレイクするか、吉田凜音。

風貌はどことなく映画『レオン』のマチルダを彷彿とさせます。

私は水曜のカンパネラ コムアイさん然り、女性のラッパーが好きなのである。

自分自身が歌詞を覚えられない人なので、ラップを出来る人は無条件で尊敬する。

 

Future Is Born feat. mabanua/RHYMESTER

ラップマイブームなんですけど、先述した西寺郷太さん繋がりで

RHYMESTERをピックアップ。

宇多丸さんのDJは何度かクラブでお見かけしましたが

プレイされていた80〜90年代洋楽のフレーバーが散りばめられたご機嫌なトラックです。

Mummy-Dさんを拝顔するとドラマ『カルテット』を思い出す、また一気に観たい。

 

Different Man/AKLO×JAY’ED

ファッションと音楽は共通して、リバイバルブームが起こる。

一時ダサかったものが、一周してクールになるという現象。

リバーブ深めのトラックといい、MTV風のミュージックビデオといい、

ケミカルウォッシュ感あふれる楽曲です。

 

月に読む手紙/ストレイテナー

サビのコード進行が捻りが効いていて好み。

一筋縄ではいかないロックンロールな精神性を感じる。

”骨折り損の草臥れ儲け”(歌詞より引用)の箇所、

フレーズと字切れが合っていない(”草臥”と”れ儲け”が離れている)のが、

むしろフックになって耳に残ります。

 

Arma/GRAPEVINE

GRAPEVINETRICERATOPSのデビュー当時

ライバル的な扱いだった訳だが、私は両者共によく聴いていた。

アッパーな気分の時はトライセラ、ダウナーに陥った時はバイン。

バンドは仲良しこよしでなくて、アングルがあった方がシーンも盛り上がります。

(因みに、昨今のOasisノエルとBlurデーモンの邂逅はどことなくむず痒い)

若かりし頃はどことなく距離感もあったが、

今ではチャートを生き抜いた戦友といったところか。

1stアルバムを再現した対バンのライブ、行きたかったですねぇ。

 

新譜『Arma』は解放感ある明るめのナンバーとなっており

時節の流れに思いを馳せたのである。

『光について』のスタジオライブ (J-WAVE/Hello World studio live)

こちらは懐の深さを感じさせるパフォーマンスで、非常にグッときます。

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 音楽