ガンバ大阪、2016終戦。10.1 vsレッズのテレビ観戦レポート。
2016/10/13
戦う姿勢に明確の差異があった浦和とG大阪/J1リーグ第2ステージ第14節
[10.1 J1第2ステージ第14節 浦和4-0G大阪 埼玉]
ここまで完膚無きまで叩きのめされるとは思わなかった。
ガンバはここ近年、レッズには相性が良かった。
レッズが攻め込み、それをガンバが受け止めてカウンターを仕掛ける展開。
予想通りの試合展開だったが早い時間帯に、
美しい崩しから高木俊幸(以下、敬称略)の先制ゴールが決まる。
アシストした武藤雄樹、すごく動きが良く
2点目のゴールも力強い中距離砲だった。プレーが重くて速い。
レッズの圧倒的な運動量、球際の強さに押し込まれるガンバ。
覇気が感じられずどちらが挑戦者か分からない。
苛立ちがつのったか、再三複数の選手がラフプレーに及び
アデミウソンはレッドカードで退場。
2点差で10人となった時点で、観るのを止めてしまった。
8月のJ1月間MVPの長沢も一度ペナの中でキレのある反転を見せたものの
シュートが撃てずほぼノーチャンス。
2016年は吹田スタジアム元年ではあったが、夏場に選手の補強もなかった。
クラブ全体に、予算の都合なのか絶対に優勝を狙いに行く、
という明確な姿勢は感じられなかった。
一方、レッズであるが李忠成、ズラタンらがベンチに控える選手層の厚さ。
愚直なまでにハイプレス・攻撃的サッカーを貫いてる
ペトロヴィッチ監督に拍手を送りたい。
チームの完成度は非常に高く、現段階では日本代表よりも強いようにすら映る。
いつも思うのだが、Jリーグでトップを走るチームをベースに
代表のメンバーを組み立てるという考え方は無いのであろうか。
ガンバは得意とする天皇杯を手中に収めて弾みをつけて
2017年が良い年になるよう、しっかりと切り替えてもらいたい。
井手口、堂安、西野など若手で良い選手が少しずつ頭角を表しているので
ポテンシャルは充分にあると思われる。
T.HASE拝。