フォースに導かれし、スター・ウォーズ会と、浮世絵と。
昨年『フォースの覚醒』がキッカケで
ご縁が生まれて、先日
スターウォーズの会合に参加させて頂きました。
場所は神田flux(フラックス)様にて。
写真だと伝わりにくかもしれませんが、実物大です。
SF映画にまつわる大ボリュームの展示物に圧倒されます。
『スターウォーズ会』は
エピソード4の公開当時からご覧になられている人から、
新三部作からハマり始めた人まで
幅広い層の方々が参加されてました。
本気度がジェダイ級のコスプレの方もおられて、
私、簡便なC-3POのマスクにて恐縮でした^^;
翻訳の仕事をされている方や
プロダクトデザインに詳しい方など
マニアックな話も色々と伺えて楽しい一時を過ごせました。
小さいお子様もいらっしゃって、
多分SWフリークとしてスクスクと
育っていかれることと思われます。
SWシリーズはディズニー傘下になり、半永久的に継続していくのかな!?
リズムフォース様が手掛けられている
浮世絵 スター・ウォーズの原画を拝見しましたが凄くよかったです。
イラストを描くのが仕事なのですが、絵画の作品を見ること自体も好きなのです。
版画を生で見ると臨場感があり、つくり手さんの息遣いが聞こえてくるようです。
制作には1年ががりとのことで、1枚の絵に込められた魂の重みがヒシヒシと伝わってくる。
気になった点:ダースモールの顔と服の墨色について。
顔の方がややグレーがかっており、服のほうが墨色が濃い。
遠近法・ピントの合わせ方で考えると、
顔の墨色を濃くするのがセオリーです。
顔の方が薄いグレーがかった色を採用することにより
原画で見た際は、ダースモールのフェイスが
浮かび上がってくるように感じるんですよ。
(※意図的でなければ御容赦ください)
ファルコン号についても背景の金箔+墨色が
厚塗りされていることにより、
宙に浮いているような効果が生まれています。
思い出したのがアニメおそ松さんの紫の線(境界のライン)についてです。
アニメーターの方がインタビューで、
影になる部分(頭部のウラなど)を、紫の線よりも
濃い色を意図的に使用していると仰ってました。
もしかしたら、浮世絵からも触発された
アイデアなのかな、と想起しました。
絵を原画で見ると印刷物やモニター越しとは違った
3D・立体という観点が生まれるので
趣き・奥ゆかしさがあります。
あと、創造力を燻られる
スターウォーズの持つ
クリエィティブのパワーに改めて敬服です。
T.HASE拝。