『身の丈にあった勉強法』を読んで感じた【ロザン菅広文】の深謀遠慮。

   

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読み物としておもろかったです。

ロザンのことをよく知らない方でも愉しめますし、

宇治原氏の”京大・クイズ王キャラ”を把握しておくとより一層笑えます。

 

ロザンの菅氏は、もしかしたら

吉本興業社長の座を狙ってるんとちゃうかと!?

推察しました。

 

打算に長けた生き方で、非常に理知的です。

(ポジティブな賛辞を含めた意味と捉えてください)

 

高校時代より漫才師になることを目論み、宇治原氏に目をつける

計画に手を付けるのが速い。そして仕事はキャスティングで9割が決まる

 

漫才キャラクターが立っていることが重要であり

宇治原氏に京大受験を薦めて”高学歴芸人”ポジションを獲得する。

(菅氏本人は長時間勉強ができないことを早々に見極めている)

今でこそ、芥川賞作家のピース又吉など

複数の顔を持つ◯◯◯芸人は多くなったが

当時、京大芸人という肩書は珍しく映った。

 

■クイズ番組に出演して、菅氏の方が先に優勝したタイミングで

賞金を含めたギャラを折半することを提案する。

目先の利益を捨てた好判断

以後、宇治原氏がクイズ番組で荒稼ぎ

菅氏はテレビの前で馬主ポジション(菅)から競争馬(宇治原)を応援している。

 

無論、宇治原氏も承知の上で菅氏の手の平で

転がり続けているのであろう。二人の信頼関係は、仲の良さが大前提である。

 

 

自分が動かずに、自身の思惑に沿って周囲の状況をうまい具合に運んでいく。

まるでフィクサーのような立ち回りではないか。

吉本興業の現社長は元々ダウンタウンのマネージャーをされていた大崎氏。

芸人出身のトップ着任も可能性が無い訳ではない。

著作をコンスタントに出版して、講演会を重ねるなど

着実に独自のキャリアを築いているロザン。

頭脳の明晰さが吉本興業のトップになる条件と考えれば

菅氏に対しては大崎社長も一目置いている存在なのではないか、と勝手ながら推測する。

スガちゃんが社長の椅子を虎視眈々と見据えているのではないか!?という

私の妄想は決してまんざらではないような気がするな。

 

 

『勉強法』に関しては全面的に同意であり、

学生の頃に読みたかった本です。

作中に書かれておりますが、私もつねづね学校の勉強に関して

国語は必要だろうなぁとなんとなく感じておりました。

 

どんな技能・職種であれ

メールでの文章や打合せでの会話など

仕事の局面において日本語を駆使した

コミュニケーション能力が欠かせない為です。

そして、考え方・概念は言葉によって形成される。

 

今の時代好きなこと・趣味をブログに書いて

アフィリエイトで収入が得られる時代ですから

言葉の使い方つまり国語能力は

作法として習得しておいた方が

己の武器になるに違いありません。

T.HASE拝。

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