原田芳雄氏が何故ロッケンローだったのか謎が解けた。
2014/07/11
エッセンスが凝縮されていて情報量が多いので
対談集やインタビュー本が好きである。
最近読んだのが『電通デザイントークvol.1』。
映画監督の大友啓史さんの事が知りたくて手にとったけど、
『ハゲタカ』とか『龍馬伝』のあのザラザラした感触の
理由が少し分かった気がした。
予定調和から一歩はみ出たライブ感を大事にしてる、というか。
この本、競合である電通と博報堂のクリエイターの方が
対談してるのもレアで面白いです。
で、一番気になった箇所なんだけど大友さんの話で、
原田芳雄さんが「吉田茂は権力の側にいる人間だからな」と言って
ドラマ「白洲次郎」の吉田茂役を最初は引き受けるのを
断っていたっていうエピソード。
原田さんってなんかアウトローというかロックっぽい雰囲気あるよなーと
昔から思ってたけど、役の選定からポリシーを貫いてたんよね。
セルフブランディングは細部の積み上げで
成立してるってことなんだよねぇ。
T.HASE拝。