
こち亀が終わる日が来るなんて(改編)〜50・100・150巻からエピソードをピックアップしてみた〜
コラム_T.HASE
大変驚きであり、ショックであります。
まさかこち亀が終わるとは想像だにしていなかった。
唯一、リアルタイムで単行本を読み続けている漫画。
思えば、小学生の頃に買ってもらった50巻をキッカケに
こち亀を読むようになり、正に人生をともに歩んできたバイブル。
連載終了後に改めて思いを綴りたいと思いますが、
節目の50・100・150巻を久しぶりに読み返して
印象に残ったエピソードを取り上げてみます。
①「男ならドンとお花見の巻」(50巻)
※2016年9月23日までの期間限定無料お試し版で読めます
御所河原組長の意味不明な俳句が冒頭より炸裂。
組長のフルネームがここで両津より披露されている。
手下の的確なツッコミも光る。
フェラーリ(黒色)に車内電話が搭載されているのが
時代を感じさせた。
大原部長がカラオケで歌う「さざんかの宿」も懐かしい。
※マイクを持つ部長の小指が立っている 芸が細かい
②「インターネットで逢いましょうの巻」(100巻)
※2016年9月23日までの期間限定無料お試し版で読めます
当時黎明期だったインターネットについてのエピソード。
インターネットを”世界中の地下鉄”、ホームページを”地下鉄の看板”に
なぞらえて分かりやすく説明している。
天才小学生:電極の台詞で既に『ggrks』の雛形が出現している。
校長のスマイリーマークの絵文字が何気にジワる。
課金制を駆使した両津の商才がこの話でも巧みであるが
相変わらず最後に詰めの甘さを露呈するのはお約束。
③「訳あり、金なし、旅情あり!?の巻」(150巻)
長い年月を経ての連載で面白いのが
主要キャラクターの性格や動きに新しい一面が生まれる事。
優等生でお金持ちの中川が壊れていく様子が
全面にフューチャーされているエピソード
(冒頭のスベリから派手である)。
本田のオドオドしたキャラが昔より一貫している為、
より一層、中川の変貌ぶりが顕著となっている。
多分、両津に少しずつ感化されておかしくなったんだろうなぁ。
久しぶりに読むと内容を忘れているエピソードもあったり
読み方の角度も変わったりで、新鮮な気持ちで楽しめます。
連載は一区切りとのことですが、2020年東京五輪の際には
間違いなく日暮巡査も復活するでしょうし、
両さんが単発でたまにジャンプへ
降臨してくれることを待ち望んでいます。
T.HASE拝。