ムーントーク 〜満月の夜は眠らない〜 第十夜 『天使の爪』を語る!

   

『天使の爪』
映画監督のホドロフスキーが
フランスの漫画家(バンドデシネ作家)メビウスの画に
散文をつけた絵本について語っています。

以前、デビット・リンチを取り上げましたが
調べてみるとホドロフスキーが手がけようとした映画を
デビット・リンチが引き継いで作った(『デューン』)との事。
繋がってるわけですね〜。

さて、メビウスですが日本の漫画家さん達にも
絶大な影響を与えており、その絵の精緻さは筆舌しがたいです。

どうしても空想したものを実際に絵にしようとすると劣化するものですが、
メビウスの場合は、そのまま写し取ったかのようにキャンバスに定着させています。
頭の中、どうなってるんだろ!?妄想が沸々と湧き出てるんだろうか。
しかも下描きせず直接描くとか、、バランスとか完璧だし正に技術の極みですな。

大友克洋さんも「日本のメビウス」を呼ばれてるとの事ですが、
大友さんの凄いのはメビウスを咀嚼しながら
全く違ったアプローチをみせてるところですね。

T.HASE拝。

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