俺の作詞道 〜其の四『Bye Bye My Love』桑田佳祐〜

      2017/08/17

小学校3、4年生の頃にカラオケ大会があって

親に薦められてサザン

たしか『Bye Bye My Love』で出場したんですよ。

英語の歌詞が混ざってて当時としては背伸びしたのだが、

なんとか歌を覚えてステージに立った。

だが、カラオケの機械の調子が悪くて変な箇所で

リピートされて、グダグタしたまま終わってしまった。

 

で、司会(友達のお母さん)の方に

「英語の歌だから難しかったわよね~」

フォローされたんですけど、

「いや、カラオケの方がおかしかったんやん!」

と内心思ってた。

けど大勢の面前で反論できなかった

ことを鮮明に覚えている。

この経験がトラウマとなり、

英語の勉強にモチベーションが上がらなくなった(のかもしれない)。

 

今、歌詞を読み返すと英語のフレーズも

簡単な単語の組み合わせで難易度は高くないですが

譜割りが難しいんですよ。16ビートだし音形が複雑で。

リズムの取り方が小学生の子どもにとっては

ハードル高かったってことですね。

桑田さんご自身もインタビューで述べられてましたが、

言葉の響きに合わせて、歌詞の意味が

成立するギリギリを狙ってるというところで

『Bye Bye My Love』の詞についても

その意図はハマってるなぁと感心するのであります。

T.HASE拝。

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