雑誌『Pen』の”NIGO”特集でセンスを覚醒させたい…いや、無理ゲーか。。

      2017/02/26

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センス恐怖症なんですよ、私。

関西育ちベタ且つミーハーな人間なものですから、

デザインの仕事などでセンスを求められると

かなり四苦八苦します。

極めて分かりやすいものが守備範囲です。

 

NIGOさんに対しては、ずっと

お洒落ルサンチマンを抱いていたのです。

”裏原系”ファッションがもてはやされていた頃も

遠巻きに気にはなるけど、自分には触れることができない領域だと

決して近寄ることはありませんでした

フリッパーズ・ギターなど、渋谷系の音楽も同様の理由で

ほぼ通過しておりません(大学生の頃は渋谷におりましたが…)。

アベイシングエイプについては

志村けん師匠が好んだハイブランドなストリート系、位の認識です。

渋谷の店舗にも足を運びましたが、”ポカ〜ン”でした。

 

 

小学校の頃にチェッカーズが流行った影響からか、

チェック柄のニッカポッカをはかされておりました。

それを、年長の人からモンペくんと揶揄されるのが密かに嫌で

ファッションに関してはトラウマが生じました。

いまだにギンガムチェックはまったく着ません

当時から、ちょっと変わった思考の人間ではありましたが

服に関しては逸脱せずにいようと誓ったのです。

今思えば、そこで人の姿と違うことを意に介せず

ファッションに開眼して深掘りしていれば、

センスの塊になっていたかもしれません。

両親がキッカケを与えてくれていたのに勿体無いことをしました。

他人と違うことを恐れては、いけません。

前出のチェッカーズですが、

ルーツとなった名盤でNIGOさんもリコメンドされております。

歩んだ道の一歩目は一緒だったはずなのに、

可能性を自らの手で閉ざしてしまいました。

 

 

今回の特集ではNIGOさんの頭の中がざっと一望できます。

自分の知らなかった世界を垣間見れて面白かったです。

サンプリングの達人ですよね。

先人のクリエイティブを紐解いて、

ご自身のフィルターに通して再構築するDJのようなお仕事

ドラゴンボールのフィギュアーも、俄然スタイリッシュに映る。

流行を生み出す御仁が、はやり廃りに左右されない

強固なキャラクターを獲得している。

 

あと、スーツもいつかチャレンジしたい領域で、

ハンチング姿の4ピースがピックアップされており参考にしたく思いました。

今は[ジャケット+ジーンズ]で少々さぼっておりますが

スーツはこだわると全身をコーディネイトする必要があるので

余裕が出てきたタイミングでいつかトライしたい。

 

今回の『Pen』でまったくカルチャーに触れることとなりましたが、

色んな気づきを与えてくれた一冊となりました。

 

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 本・マンガ