吉田沙保里選手に”ありがとう”を伝えたい。

      2016/10/12

本日は朝から衝撃が走った。

吉田は銀 4連覇ならず レスリング女子53キロ級

スポーツは相対的なもの/相手があってのものなので

自分が100%の力を発揮しても勝てないことがある。

しかもフィジカルインテンシティに依るので

どうしても年齢の影響が生じることが否めない。

トップアスリートとは非常に刹那的であるが故に

その姿が美しいものとして我々の眼に焼き付くのである。

 

スポーツにおいて負けを知らない人はまずいない。

しかし、吉田沙保里選手については

もしかしたらすべて勝ち切ってしまうのではないか!?と思わせるほどの

無類な強さをほこり、長年に渡り結果を出されていた。

いわばファンタジーのような存在だったのである。

 

国民栄誉賞をはじめ、今回の五輪では主将を務めるなど

背負ってきたものの大きさは想像の域を超えている。

それらを軽々と飛び越えていく

強靭なタフネスぶりをみせつけていた吉田選手に、

今は「ありがとうございます」の言葉しか見当たらない。

リスペクトすべき勝利への執念、

言動に表れるブレない強気な姿勢は

間違いなくポジティブな影響を

私自身に与えてくれているのである。

 

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, スポーツ