ブルーノ・マーズと久保田利伸、からの”在りし日のソニー”へ思いを馳せる

      2016/10/29

ブルーノ・マーズ『24K Magic』にドハマリしている。

ファンク好きであり、ちょっと懐かし目のサウンドメイクが心地よさを誘う。

ブルーノ・マーズって20年後位にEDMとかやってそうだなぁ。

 

ハワイにはブルーノマーズがいたが、

日本には久保田がいる

 

Jソウルといえば久保田利伸(以下、敬称略)。

 

中学生の頃、友達にカセットテープを2つ借りて、

TM NETWORKを聴くようになった訳だが、

もう一方が久保田利伸のベストだった。

ブラックミュージックは当時の自分にはかなり大人っぽく聴こえて

敷居が高かったのだが、曲は物凄くインパクトがあった。

『You Were Mine』『TIMEシャワーに射たれて』『Missing』etc.…

中でも『流星のサドル』が好きで、YouTubeのリンクは貼らないけど

カシオペアとテレビ番組で共演しているテイクは垂涎モノである。

久保田利伸が全米進出した際に、ベスト盤でデビューすればいいのになぁと感じた記憶がある。

日本のアーティストが海外リリースする際に現地仕様の新曲で勝負するケースが多かった。

メロディーの良さ・強さの基準は文化が違えど世界共通しているのではないだろうか。

 

ところで、久保田利伸・TM然りであるが

自分が中・高校生だった頃はソニーが最強のレコードレーベルであった

(エピックソニーなども一括りにして)。

青年期に入り能動的に音楽を聴き出すタイミングで

様々なアーティストの選択肢をソニーより提示されていた訳である。

ロックであれば佐野元春、ポップスで大江千里、

女性のブラコンだと小比類巻かほる、

レーベル仲間の作家から楽曲提供されていた渡辺美里、など枚挙にいとまがない。

ネットの無い時代なので

音楽雑誌や歌詞カードに書いてあるクレジットなど

少ない情報を頼りに、レコーディングに関わったミュージシャンなどを調べていた。

同一レーベルのアーティスト・楽曲だと

なんとなくスタッフやスタジオなどが共通してくるので

読み解くのが面白かったのである。

関西の田舎者にしてみれば、一口坂信濃町などが聖地として憧れであった。

ソニーのブランドイメージ物凄く高くて、

カセットテープやCDラジカセなどはソニー製が高価なのはしょうがないし

それでも欲しいと思えた対象であった。

 

ソニーつながりで話を広げると、

丸山茂雄×川上量生の対談は非常に興味深い内容↓

プレイステーションの立役者に訊くその誕生秘話【丸山茂雄×川上量生】

ドワンゴの川上さんは失礼を顧みずいうと

”ジジころがし名人”だよなぁ。話の引き出し方が上手だし

なにか企んでいる(良い意味で)ようにも見受けられる。

 

ブルーノ・マーズから話が逸れてしまったが

音楽を歴史の流れで紐解いていくと様々な面白い繋がりが見えてくるのである。

 

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 音楽