理系と文系のあいだ 〜週末ポエム〜

      2017/04/16

 

私は根っからの文系気質である。

学生の頃、数学や理科はものすごく苦手であった。

なぜなら小手先の勉学が通用しない科目だった為である。

(国語などはマンガや本を読んでいれば事足りる)

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この対談本が面白いので後日レビューする予定。

理系に対するルサンチマンを脱して昨今は興味も湧いてきた次第である。

 

文系と理系、両方の思考をバランスよく

取り入れることが必要だと、考え方も変化してきた。

自分の性格でいうと、

何かを最初に取り組む際、直情的な思いから発して

ファジーでフワっとしているのだが(文系的)、

最終的な詰めの段階で、結構神経質になるきらいがあり(理系的)

まぁ質が悪いというか面倒なのである。

最初から理知的に組み立てながら対処しておけば

ラストの局面でのブラッシュアップも苦労が少ないのだが…。

 

現在、音楽の制作でミックス(端的に言うと、各楽器の音量などを揃える作業)を

ずっと行っているのだが、毎日音の聴こえ方が違うのである。

条件を揃えていても、例えば

やたらシンバルがデカいのに、前の日はまったく気付かなかったりする。

(聴覚などの)感覚は日々変化するものであり、あまり信用ができない。

ちゃんと数値化して音を揃えていかないと、いつまで経っても整わないのである。

 

文系的な感受性を膨らましながら、理系の理知的な思考を少しでも獲得したい。

 

もうちょっと、小学校の頃

まともに算数や理科に取り組んでおけばよかったと反省する今日この頃である。

特に算数ってケアレスミスが許されないですよね、あれがものすごく嫌だった。

ひとつ間違えると全部総崩れしていく厳密さ、と切なさ。

子供心に、もうちょっと多めにみてくれてもええやん、と嘆いていたのである。

 

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE