『「ない仕事」の作り方』(みうらじゅん著)は正にクリエイターズ・バイブル
2016/10/13
通常、本に貼り付ける付箋は3、4つなのですが、
あまりにも至言に満ちており無数の付箋。
”自分で作り、自分でツッコミ、人が驚き振り返る”
好きなコトをトコトン突き詰めると仕事になる、ということを
ご自身の生き方で実証されています。
全文引用になりそうなので詳細は書籍に譲ります。
【みうら氏にあり、自分に足りないもの・考え方】
◎圧倒的なインプット⇔アウトプット量
”マイブーム”の産みの親のウラに、埋没した無数の”ナイブーム”
”私はこれを絶対に好きになる、と自分を洗脳する” 徹底して物事に取り組む姿勢。
◎ネーミングの重要性 マイナスをプラスに
”地獄表”
1日数本のバスの時刻表「こんなに待たされてまるで地獄だな」を
発想の転換でポジティブに捉える
◎仕事は安定してないフリをする
”ずっと若手な仕事を継続していく気マンマン”
それでいいんだと背中を強く押される
◎最初は怪訝に思われたり、当事者に嫌がられたり、怒られたりすることもある
”ラクガオ”
拒否感が生まれるギリギリのラインを狙っていく
ポップなネーミングに変換してオブラートに包み込んでいく
◎「大人数に受けようとしない」ほぼ近しい一人や二人に向けて仕事している
マス狙いだと焦点がボヤケます。
具体的に届けたい人の顔を思い浮かべながらモノづくりするべし。
【みうら氏と自分に(僭越ながら)共通してること】
◎イラストレーターと名乗っているが、特に肩書へのこだわりがない
仕事はグラフィックデザイン〜音楽制作〜Web制作〜映像編集など多岐にわたり、もはや何でも屋。
◎”自分の好きな人になる”
小室哲哉氏への憧憬が高じて、音楽のプロデュースを行っている
【みうら氏と自分の相違点】
◎収集癖の有無
私はコレクションしているものが全く無く、むしろ断捨離派。
◎マニアック/ミーハー
みうら氏は”誰もが同じことをする状態が子どもの頃から苦手で
強い拒絶反応を示していた”とのこと。
私は皆んなが好きなものが、好きになる超メジャー志向。
サッカー日本代表好きで、プロ野球で注目しているのは大谷翔平選手。
みうらじゅんさんの良いエッセンスを抽出しつつ、
自身のカラーで仕事に取り組んでいければと思います。
「キープオン ロケンロール」の精神で前進し、
迷いが生じた時にまたページをめくりたいですね。
T.HASE拝。