オウンドメディアの先駆者[ほぼ日]の上場について。

      2017/02/12

糸井重里氏の「ほぼ日」、3月にも上場 東証に申請

私が定点観測を続けるを続ける

ほぼ日刊イトイ新聞、遂に東京証券取引所に上場申請とのこと。

広告宣伝を極めれば、モノは売れるということを

アドマンのプロ中のプロであるイトイさんが実証した訳です。

 

 

「ほぼ日」はオウンドメディア+ECサイトの走りである。

 

ECサイトの運営方法に正解はないけど、自身のお店が

どのポジショニングを目指すのかは明確にしておく必要がある。

 

駅前一等地の商店街・ショッピングモールに出店するのもひとつの手立て。

人通りは多いので目に止まりやすい。

チラシを大量にまいたり、価格優位性をつけるなど

販促のやり方はいかようにもある。

比較的、短期で結果は出しやすいのではないだろうか。

ライバル店も立ち並ぶ為に激戦区となりやすいことは必至である。

あと、”街の過疎化”などコミュニティの状況に

やむなく自身のお店までもが巻き込まれる可能性は含まれる。

 

 

オウンドメディアはいわば郊外の

何もない更地にポツーンと店舗を建てるようなものである。

毎日のように声出ししない限り、お客様は見向きもしてくれない。

ファンを獲得するには長期戦となり、かなりの忍耐力が必要

ただ、わざわざ足を運んで頂けるようになると

これほど心強いものはない。

毎日営業している店舗にフラッと顔を出して、ついでにモノを買っていく。

信頼感は先に担保しているので、顧客満足度は間違いなく高い。

 

インターネットテクノロジーの進化により

口コミ力が格段に増幅することを

糸井さんは見抜いていたのであろう。

 

小さな人気 から 大きな認知 が得られることを、

インターネット黎明期、既に読み取っていた訳である。

テレビなどのマス広告って、

大きな認知促進から、(サイズダウンしての)人気獲得だから

いわば”逆もまた真なり”ということか。

 

上場による資金調達で、

どういった動きを見せるのかは注目しております。

今まで広告掲載・他媒体への出稿は行っていないから

ほぼ日自体のテレビCMは多分無いでしょう。

ただ、アプリドコノコのマス広告展開はあるかもしれない。

今までよその会社の広告をつくっていた糸井さんが

自分の会社で扱っているモノを

どう”広く告げる”のかは、見てみたい気がします。

[amazonjs asin=”4062749017″ locale=”JP” title=”ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)”]

T.HASE拝。

 - コラム_T.HASE, 企業・ビジネス