2018年 平昌 冬季オリンピックのスポーツ感想文。
2018年 平昌 冬季オリンピック
仕事が繁忙期なのであまり観ないだろうと思っていましたが
気付いたらスキマ時間にスマホで結構チェックしていました。
観始めたのはスノーボード男子ハーフパイプ 平野歩夢選手の演技が
衝撃的で冬季種目の面白さに目覚めたのがキッカケです。
トップスピードを保ちながら空中で自在に
身体をコントロールできるのが不思議でしょうがない。
どんな神経回路になっているのか頭脳の中を覗いてみたいです。
そもそも自分だと怖くてハーフパイプで滑るなんて絶対に無理な所業である。
スポーツ選手に対しては畏敬の念を払っています。
トッププレーヤーが体現する究極の身体性は
無駄な要素が一切なく美しい。まさしく至極の芸術作品であります。
道具の進化など外的な要因もありますが
年々上書きされていく新しい記録の数々、
人類の進化の足跡がスポーツに凝縮されています。
(↑冬季オリンピック 日本の獲得メダル数 推移)
そして冬季の競技の魅力はなんといってもスピードです。
制御できないほどのスピード感を追い求める本能が
人間のDNAに組み込まれているのではないでしょうか。
因みに私は運動神経ゼロなので
足が速い奴がモテるという現実に対して
ルサンチマンを禁じ得ない幼少期でした。
500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手の滑りに
魅了されてすっかりファンになりました。何度、決勝の映像をリピートしたことか。
インタビューをみていても口調が達観しているといいますか
自身を一歩ひいた視座から制御しているような佇まいであります。
2年間のオランダ留学でオランダ語がインタビューだけでなく
早口言葉が言えるレベルであるという、理知的な側面もまた納得です。
李相花選手との間に横たわる友情とライバル意識が交錯する関係性も
非常にドラマティカルで面白い。
相澤病院さんが小平選手をスポンサードされていますが
スポーツ選手を少額からでも応援できる仕組みがあればいいなと夢想しました。
ITの発達によりスポーツは、配信などにより手軽に観戦できる機会も増え
メディアの多チャンネル化によりコンテンツとしての
ニーズもより高まるはずです。
興味を持つ人の裾野が広がることで
選手の活動にも還元される仕組みがうまく構築されれば、
スポーツの未来は明るいに違いありません。
次回の2022年冬季 北京オリンピックも楽しみであります!
T.HASE拝。