映画『カメラを止めるな!』が噂通りの面白さで見事に感染しました(ネタバレ無し)
映画『カメラを止めるな!』 (上田慎一郎 監督・脚本・編集)
ものすごく良かったです。手放しで絶賛です。
正に”こういう映画を観たかった!”という一本でした。
まだ未見の方はこの記事を読むのを中断して
ぜひ映画館に足をお運びください。
先入観の無いフラットな状態だと、より愉しめます。
(ネタバレは無しですが、まだ観てない方はご留意ください)
私が好きになる映画の要件がもれなく満たされておりました。
◎先の展開が読めない 伏線が綺麗に回収される
どういった仕掛けが張り巡らされていたのか、改めて冒頭からリピートしたくなりました。
(例『ショーシャンクの空に』 )
◎長回しのシーンがある
偶然性をも取り込んだ、ザラザラとしたライブ感のある映像が好きなのです。
(例『ロープ/ヒッチコック監督作』)
◎監督が脚本・編集も兼ねている
シナリオと演出・編集が一気通貫した、作家性の強い作品に心奪われます。
(例『アウトレイジの1本目/北野武監督作』)
◎役者さんが曲者揃い 出番が少なくても爪痕を残す
各々がキャラ立ちしていながら、全体の調和が取れています。
(例『大脱走』)
三谷幸喜(以下、敬称略)作品は
押し並べて上記のポイントを抑えており
映画ですと『THE 有頂天ホテル』がお気に入りの一本です。
7月の下旬に観たのですが、
キッカケは指原莉乃のツィッターの呟きでした。
皮切りにタイムラインもざわめき始め
これは絶対に面白いやつだと確信して、
予告編の映像などの事前情報を
すべてシャットアウトして本編を観ました。
指原ツィートがいわば導火線になったのですが、
意図されたパブリシティだったのでしょうか。
それとも完全にプライベートで観たものだったのか!?
気になるところであります。
SNSで一気に口コミが拡散、パンデミックが伝染しておりました。
映画の冒頭は本当に面白いのか!?固唾を飲んで観ておりましたが、
次第に全容が明らかになり、途中から堰を切ったように
アドレナリン全開であっという間の96分でした。
上田慎一郎監督の次回作に期待です。
すでに大手映画会社は触手を伸ばしているのでしょうか?!
大きなバジェットの作品もぜひ観てみたいですね。
T.HASE拝。